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09月26日-06号

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  1. 多治見市議会 2018-09-26
    09月26日-06号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    平成30年  9月 定例会(第4回)議事日程 平成30年9月26日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 承第3号 専決処分の承認を求めるについて 第3 認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について 第4 認第2号 平成29年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第5 認第3号 平成29年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第6 認第4号 平成29年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認第5号 平成29年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認第6号 平成29年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について 第9 認第7号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第10 認第8号 平成29年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認第9号 平成29年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第12 認第10号 平成29年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第13 認第11号 平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 第14 認第12号 平成29年度多治見市水道事業会計決算の認定について 第15 議第85号 平成29年度多治見市水道事業会計利益の処分について 第16 認第13号 平成29年度多治見市病院事業会計決算の認定について 第17 議第86号 多治見市教育の政治的中立性の確保に関する条例を制定するについて 第18 議第87号 多治見市公共下水道処理区域外流入分担金条例を制定するについて 第19 議第88号 多治見市下水道事業等地方公営企業法の適用に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定するについて 第20 議第89号 多治見市農業水利施設整備基金条例の一部を改正するについて 第21 議第90号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第22 議第91号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の税率の特例に関する条例の一部を改正するについて 第23 議第92号 多治見市火災予防条例の一部を改正するについて 第24 議第93号 多治見市水道の布設工事監督者の配置及び資格並びに水道技術管理者の資格に関する条例の一部を改正するについて 第25 議第94号 平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号) 第26 議第95号 平成30年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第27 議第96号 平成30年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第28 議第97号 平成30年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 第29 議第98号 平成30年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 第30 議第99号 平成30年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第31 議第100号 指定管理者の指定について 第32 議第101号 指定管理者の指定について 第33 議第102号 指定管理者の指定について 第34 議第103号 指定管理者の指定について 第35 議第104号 公の施設の他の団体の利用について 第36 議第108号 第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについて 第37 議第110号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第38 請第1号 学校施設への空調機設置を2019年6月末までに実現するよう求める請願 第39 閉会中の継続調査の申し出について    (第2から第38まで 委員長報告~討論~表決、第39 表決)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(23名)          1番    吉田企貴君          2番    佐藤信行君          3番    渡部 昇君          4番    渡辺泰三君          5番    山口真由美君          6番    森  厚君          7番    寺島芳枝君          8番    古庄修一君          9番    柴田雅也君         10番    松浦利実君         12番    若尾敏之君         13番    三輪寿子君         14番    若林正人君         15番    林 美行君         16番    加藤元司君         17番    若尾円三郎君         18番    安藤英利君         19番    仙石三喜男君         20番    加納洋一君         21番    井上あけみ君         22番    石田浩司君         23番    嶋内九一君         24番    若尾靖男君     -------------------------欠席議員(1名)         11番    山中勝正君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       鈴木稔朗君         企画部長       鈴木良平君         総務部長       打田浩之君         福祉部長       富田明憲君         市民健康部長     柳生芳憲君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     若尾浩好君         都市計画部長     細野道仲君         建設部長       久野重徳君         水道部長       藤井 憲君         消防長        古田明久君         会計管理者      松田真由美君                    澤田誠代君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       仙石浩之         書記         皆元健一         書記         山田直子         書記         宮地久子         書記         岡田嵩英     ------------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(加納洋一君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(加納洋一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、19番 仙石三喜男君、21番 井上あけみ君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 承第3号から第38 請第1号まで ○議長(加納洋一君) この際、日程第2、承第3号から日程第38、請第1号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     -------------------------              決算特別委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                   記事件番号件名審査結果認第1号平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第2号平成29年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第3号平成29年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第4号平成29年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第5号平成29年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第6号平成29年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第7号平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第8号平成29年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第9号平成29年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第10号平成29年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第11号平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第12号平成29年度多治見市水道事業会計決算の認定について認定すべきもの議第85号平成29年度多治見市水道事業会計利益の処分について原案可決認第13号平成29年度多治見市病院事業会計決算の認定について認定すべきもの平成30年9月10日多治見市議会議長 加納洋一様                         決算特別委員長 若尾敏之     -------------------------             総務常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                   記事件番号件名審査結果議第86号多治見市教育の政治的中立性の確保に関する条例を制定するについて原案可決議第90号多治見市手数料条例の一部を改正するについて原案可決議第92号多治見市火災予防条例の一部を改正するについて原案可決議第94号平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)原案可決平成30年9月11日多治見市議会議長 加納洋一様                         総務常任委員長 佐藤信行     -------------------------             経済建設常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                   記事件番号件名審査結果承第3号専決処分の承認を求めるについて承認すべきもの議第87号多治見市公共下水道処理区域外流入分担金条例を制定するについて原案可決議第88号多治見市下水道事業等地方公営企業法の適用に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定するについて原案可決議第89号多治見市農業水利施設整備基金条例の一部を改正するについて原案可決議第91号多治見市地方活力向上地域における固定資産税の税率の特例に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第93号多治見市水道の布設工事監督者の配置及び資格並びに水道技術管理者の資格に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第94号平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)原案可決議第95号平成30年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第97号平成30年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第100号指定管理者の指定について原案可決議第102号指定管理者の指定について原案可決議第103号指定管理者の指定について原案可決議第104号公の施設の他の団体の利用について原案可決議第110号多治見市手数料条例の一部を改正するについて原案可決平成30年9月21日多治見市議会議長 加納洋一様                         経済建設常任委員長 渡部 昇     -------------------------             厚生環境教育常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                   記事件番号件名審査結果議第94号平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)原案可決議第96号平成30年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第98号平成30年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第99号平成30年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)原案可決議第101号指定管理者の指定について原案可決議第108号第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについて原案可決平成30年9月13日多治見市議会議長 加納洋一様                     厚生環境教育常任委員長 山口真由美     ------------------------- ○議長(加納洋一君) これより委員長の報告を求めます。 最初に、決算特別委員長 若尾敏之君。   〔決算特別委員長 若尾敏之君登壇〕(拍手) ◆決算特別委員長(若尾敏之君) それでは、決算特別委員会の審査報告をいたします。 去る9月3日の本会議におきまして、本委員会に付託されました14議案を審査するために、9月5日、9月7日、9月10日の3日間、本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定と認第7号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については賛成多数で、この2議案以外の12議案は、全員一致で認定または可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程における主な内容について簡単に御報告いたします。 認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定です。 最初に、歳入についてです。 地方交付税が前年度から3億 4,100万円減った理由について質疑があり、法人市民税で 7,100万円ほど、償却資産関係も含んだ固定資産税が 6,400万円ほどふえている。交付税が減ったのは、税だけではなく各種交付金等も交付税に算定されているので、ふえた分も加味されて減額となっている。税が2億 7,000万円ほどの増なので、地方交付税は2億円ほど減るという計算になっているとの答弁がありました。 ふるさと応援寄附金について質疑があり、総務省から返礼品は3割以下、またはぜいたく品は贈ってはいけないというような指導があったため、多治見市としては、ことしの1月からその制度に従って行っている。 9,700万円が収入として入っているが、多治見市民が他市に寄附をされた額が2億 5,000万円あり、1億 6,000万円ほどのマイナスになるが、控除額が72%、地方交付税で措置されるため、収支としては 1,800万円ほどのプラスであるとの答弁がありました。 次に、歳出についてです。 人件費の時間外手当について質疑があり、昨年度から生産性向上ということで取り組んでいるが、数値としては、平成29年度1人当たりの年平均時間は97時間で、平成28年度は 103時間だったので、時間数は減っており、実際の手当額についても対前年比で 2,300万円ほどの減額である。生産性向上で能率を上げるにはどのようにすればいいかということを、課ごとでシートをつくって取り組み、半年に1回、各部の数値を示して、多いところの要因などを各部で分析した結果、減ったということであるとの答弁がありました。 自主防災隊防災活動関係費について質疑があり、3日間の地域防災力向上セミナーに29名、延べ53名の参加者があった。これを受けられた方の中からモデル地区を選定している。平成28年度に受けられた方が、今年度のモデル地区になっている。平成30年度のモデル地区については、姫地区は継続しており、新規で23区と32区で自主防災組織が立ち上がっており、平成29年度の地域防災力向上セミナーに参加していただいた地区である。今まで行政主導でやってきたが、防災組織の活動をサポートすることと、組織の活動を充実、進展させること、そういった活動をほかの地域の方に紹介することで、自主防災組織の活動促進につながると思うとの答弁がありました。 財政調整基金について質疑があり、財政調整基金は、何かがあったときや必要なときに使っていく財源にするために積んでおく貯金のようなものである。そして、財政調整基金は可処分である。多治見市の財政調整基金が多いか少ないかについては、県内の1人当たりのその金額からすると、21市の中で19番目であるので、県市内の中では少ないほうである。多治見市として健全な状態が何かという形で、今の指数等を決めているとの答弁がありました。 障害者外出助成事業費について質疑があり、タクシーチケットの給付額は 1,430万円余で、リフト付き福祉タクシーの助成の給付額は81万円程度である。タクシーチケットの制度は、10月から始まって9月末までという1年間のスパンで動いている制度なので、今月末にならないと正確な集計がとれない状態である。タクシーチケットは本当に必要な方にもう少し手厚い形で給付して、本当にタクシーでドア・ツー・ドアでないと外出ができない方以外については、より一般の市民の方に広く地域の足の確保として使っていただける多治見市地域あいのりタクシー制度に、資金を移していくというのが順当な考えであると考えているので、どうすれば、本当に必要な人にだけしっかりタクシーチケットを届けられるかということを含めて、今年度中にしっかり検証するとの答弁がありました。 子ども医療費について質疑があり、子ども医療費に関しては、対象者自体は若干だが減少しているが、給付額は伸びている。医療費の抑制は必要であるが、反面、必要な医療は受けていただかなくてはいけない。そういう状況で、いかに医療費を抑えるかということで、毎年夏休み前に小学校、中学校、それから幼稚園等を対象に、保護者の方へ保険診療や福祉医療助成制度の仕組みを案内し、無駄な医療費を削減していただくように周知させていただいているとの答弁がありました。 生活習慣病予防推進事業費胃がん検診について質疑があり、胃がん検診の受診率は平成29年度は 4.5%で、平成28年度は 4.9%であった。胃がん検診は、国の対象型検診として示されている検診を進めている。現在、胃カメラ、内視鏡検査については検討をしている。その他の検査については、まだ対象型検診にはなっていないため、現在のところ検討していない。現在、市で行っているのは、バリウム検査だけのため、バリウム検査だけの受診率となっているとの答弁がありました。 女性が安心して働き続けられる雇用環境の実現について、質疑があり、平成29年度は、20社を訪問している。今年度以降も同じく20社を訪問する予定である。商工会議所で企業をリストアップしていただき、商工会議所とともに職員が一緒に企業を訪問し、ヒアリング、あるいは国の制度の周知等を行っている。訪問する企業は、非常に協力的である。国の支援制度等を中小企業が知らない場合があるので、支援制度をPRし、商工会議所、あるいは市役所に御相談いただきたいという形で行っているとの答弁がありました。 有害鳥獣捕獲事業費について質疑があり、捕獲については、5年前が 100頭未満だったのが、昨年度は 222頭、今年度は既に 200頭を超えているので、この予算で十分とは考えていない。現状から言うと、捕獲が十分に行えているかと言われると、生息頭数からいって不足だと考えているが、これ以上の拡大は非常に厳しい状況にある。街の中に出てくるということであるが、結局は餌を求めて出てきており、農地で対策をすると、対策をしていないところへイノシシが行くという実態となっているとの答弁がありました。 陶磁器意匠研究所について質疑があり、定員は、2年間のデザイン・技術コースが20名、1年間のセラミックスラボコースは、通常の受験体制で受ける方が3名、外国人特別選考の枠として3名である。毎年募集要項を作成して、各大学、関係機関に相当数を配布しており、ホームページやフェイスブックとインスタグラムを活用して募集を周知しているとの答弁がありました。 国際化促進事業費について質疑があり、多文化共生事業で国際交流の集いとして、11月3日に行われた多治見まつりのときに、多治見国際交流協会のブースを出展し、交流を深めた。また、市民や本市郊外に在住する外国人を対象に、毎月第1・第2・第3日曜日の午後から産業文化センターで日本語講座を開催している。ボランティア通訳通訳研修会を毎月第1・第3金曜日に文化会館で実施している。さらに外国人のための生活相談を随時受け付けている。そのほかにも、在住外国人との交流会としてボーリング大会の開催、多文化共生事業として世界の料理講座の開催も行っているとの答弁がありました。 平成29年度が実行計画の初年度である第3次多治見市環境基本計画地球温暖化対策実行計画について質疑があり、地球温暖化対策に限ってみると、メガソーラーについては平成29年度も補助をしている。また、エコな交通についても 200円バスと公共交通の普及ということで進めているところであり、我々としては、計画どおり進んでいると判断している。環境基本計画全般であるが、多治見市の環境マネジメントシステム、こちらで各課のほうから事業を上げて、3者協議会で評価をしているとの答弁がありました。 地域公共交通対策関係費について質疑があり、毎年、乗降調査ということで数字を把握しており、昨年度は、導入前と比べて11%の増である。今年度は13%の増である。現状の数字はすぐに大きく増加するとは想定していないが、地道なPRで利用者の拡大につなげていきたいと考えている。人口が減少している中で、一定率の増加があるので評価をしているが、劇的にふえるということは難しい。今後もPRは当然続け、さらには路線バスでは補えない交通については、あいのりタクシー等で補っていきたいと考えているとの答弁がありました。 放置自転車等対策費について質疑があり、放置自転車等対策費については、市道上及び放置禁止区域放置自転車等に対する警告書の貼付や、撤去作業をシルバー人材センターに委託して行っている。頻度としては、監視業務は週3回、移動業務は月2回である。 多治見駅周辺の放置禁止区域においては、移動業務を月2回行っていて、違法駐車されている自転車については、判明次第すぐに警告書を張り、すぐに撤去している。放置禁止区域でない場所での放置されている自転車は、職員が警告書を貼付した上で固めて置き、駐輪スペースを確保している。撤去については、期間が決まっていない。放置禁止区域であるとすぐに撤去できるが、そうでない場合は基本的にはすぐに撤去はできないため、ある一定期間をおいて撤去するのであれば、告知等を行った上で撤去する必要が出てくるとの答弁がありまました。 橋りょう長寿命化事業費について質疑があり、平成29年度は若松町の豊岡橋、前畑町の田代橋、山吹町の土合橋の3橋の長寿命化工事を計画していたが、国の補助金が4割程度しかつかなかったため、市の中で優先度を決めて土合橋の工事を行った。その工事の残金で生田橋を整備した。平成29年度末現在、計画している延長15メートル以上の46橋のうち、29橋が完了している。この46橋については、耐震工事の有無を確認しているので、耐震が済んでいないものは、あわせて耐震工事を行っているとの答弁がありました。 教育費のさわらび学級について質疑があり、さわらび学級は、平成28年度の9月に移転し、2年たつところであるが、大変落ち着いた環境の中で過ごしている。昨年1年間で月によって人数は大分変わるが、3名から6名の児童生徒が通級していた。グラウンドは、非常に水はけが悪かったが、砕石を敷いて、車の移動がしやすいような状況になった。バスケットゴールを設置したことで、バスケット好きなお子さんが体育館等に行かなくても、さわらび学級の中で活動することができた。また、地球村での宿泊合宿を計画したが、天気の関係で宿泊は行わず、日帰りで2回行ったとの答弁がありました。 インクルーシブ教育推進事業費について質疑があり、インクルーシブ教育のipadは、陶都中学校に40台購入した。用途は、教員が持って子どもたちの姿を撮ったり、あるいは教材提示に活用したりして、子どもたちの適切な支援を生かすことと、ユニバーサルデザインの視点を踏まえた支援に生かすためである。学校からは、これに取り組んだことで、教員それぞれが子どもの背景や困り感に思いをいたす密度がふえたということで、校長からは、学力の向上にも役立ったという報告を受けている。 ipadは、支援が必要な子どもたちを中心に導入し、子どもたちの学習にかかわるものについては、ウインドウズタブレットで進めていくというふうにすみ分けている。現在、教育委員会では、各学校のICT環境をできるだけ平準化したいと考えており、これまでのモデル事業で個別の学校に個別に導入されたパソコンなどが各学校にあるが、今後の方針としては、ウインドウズタブレットを中心に整備を進めていくことで、各学校がある意味平等になり、教職員が異動してもそのまま問題なく使えるので、そのような環境を構築していきたいと考えているとの答弁がありました。 不登校児童対応適応指導関係費について質疑があり、相談対応電話は、各学校ではなく教育委員会に入る相談の電話である。担当者が24時間携帯している。担当者にかかってくるのは、保護者や子どもたち本人、それ以外に緊急搬送された場合の電話もかかってくる。不登校児童の生徒に限られたことではなくて、いろいろな方からさまざまな電話があるという電話相談というふうに捉えている。土日も含め、学校長等に連絡するということもあり得るとの答弁がありました。 消防団の啓発事業費について質疑があり、活動の一つとして、女性消防隊が、ショーカちゃん、ホースくんをつくり、それにあわせて踊って、幼児期から消防団や消防に親しんでもらえるように長い目で見ていく活動がある。また、平成29年4月1日から運用開始された学生消防団として、6月で1年間消防活動をされた第1号となる大学生に対して、その証明をすることによって就職活動などで役立ててもらう活動がある。発足当時は6名であったが、現在15名ほどの大学生が入っていただいているので、倍以上の効果があったと思っている。また、県の事業である消防団協力事業所制度により、団員が1名以上いるなどの一定条件を満たした市内に23ある事業所も、消防団に協力していただいているとの答弁がありました。 防災ヘリコプターの運営負担金について質疑があり、岐阜県防災航空隊には、若鮎1号機と若鮎3号機の2機があり、多治見市からの隊員1名を含む県内の消防本部から派遣された13人の隊員で編成されている。最近は、南姫と笠原の山林火災で空中から消火活動を行った。出動要請後、多治見までの飛行時間は約6分である。岐阜県としては、警察用のヘリと岐阜大学医学部附属病院のドクターヘリと合わせて4機のヘリコプターを運行しているとの答弁がありました。 次に、認第2号 平成29年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について、平成29年度の実績について質疑があり、財産区については、姫地区全体ではなく、姫地区の中の一部の土地が財産区の所管になっている。財産区の成り立ちから財産区の権能としては、その所有する財産を適切に管理していくことが基本なので、まちづくりについては、財産区管理会の中では議論をしていない。ただし、地域の活動については、積極的に協力をさせていただいているとの答弁がありました。 次に、認第3号 平成29年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について、精華小学校附属愛児幼稚園の園庭になる土地の購入について質疑があり、精華小学校附属愛児幼稚園の園庭、駐車場用地として、この会計で取得して、その年度の最終3月、一般会計のほうで買い戻している。それが土地取得事業会計の役割であるとの答弁がありました。 次に、認第4号 平成29年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、下水管の維持について質疑があり、やはり各場所を点検して回るしかないと思っている。耐震化の補強をしたところは、強度的には問題はないと思うが、地震が起きたときは一通り目視なり何なりで確認をする必要があると考えている。判断については、震度の状況に応じて、例えば震度2とかでは、管路に影響を及ぼす可能性は非常に少ないし、耐震補強をしているところは、ある一定の震度以下であれば問題ないとの答弁がありました。 次に、認第5号 平成29年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、現在の運営状況について質疑があり、指定管理者の納付金が約 4,000万円強、償還額が約 3,300万円強あり、指定管理者の納付金で償還金が賄える形になっている。不法駐車問題などの対策については、すぐに対応マニュアルを策定し、1週間以上の駐車については、事前に事務所に連絡する旨の張り紙を各駐車場に張ることで対応しているとの答弁がありました。 次に、認第6号 平成29年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について、特に質疑はありませんでした。 次に、認第7号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、保健事業費の脳ドックについて質疑があり、費用助成についてであるが、応募件数は 995人で、助成数は 837人である。平成28年度の助成数は 833人であり、このところ 800人から 850人前後で動いている。脳ドックの効果の検証について、多治見市独自の検証はしていないが、脳ドックを始めてから脳血管の関係で亡くなられる方が、県の平均に比べて若干少なくなったという結果が出ているので、それなりの効果があると考えている。今後も当面継続していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、認第8号 平成29年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、特に質疑はありませんでした。 次に、認第9号 平成29年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、特に質疑はありませんでした。 次に、認第10号 平成29年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、総合支援事業全般について質疑があり、給付については、国の考え方もあり、回数、月額単位から回数にし、実績に応じた方法として単価を少し下げた。地域参加などへシフトしていきたいということで、若干の剰余のお金ができたということである。事業所には、非常に御協力いただき、運営していただいているような状況であるとの答弁がありました。 次に、認第11号 平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、特に質疑はありませんでした。 次に、認第12号 平成29年度多治見市水道事業会計決算の認定について、特に質疑はありませんでした。 次に、議第85号 平成29年度多治見市水道事業会計利益の処分について、特に質疑はありませんでした。 次に、認第13号 平成29年度多治見市病院事業会計決算の認定について、愛知医科大学病院との連携強化について質疑があり、平成29年度に多治見市民病院に今井病院長が就任されてから、愛知医科大学病院から着任される常勤の医師が確保され、ふえた。また、医局から直接派遣していただける体制もできた。多治見市民病院から愛知医科大学病院までヘリで7分で行けるので、市民の安心感が増したこととともに、疾病や症状によって愛知医科大学病院と木沢記念病院に振り分けをして紹介しているとの答弁がありました。 以上が主な内容でした。 そして、認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出認定について、教育のICT計画と市民との協力体制の2点に関し、自由討議を行いました。 また、認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定についてと認第7号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、反対討論がありました。 今回の委員会で、議長・副議長を初めとする議員の皆さん、傍聴していただきましたお二人の議員、そして、真摯にお答えいただきました執行部の皆さん、多くの方の御協力のもと、充実した委員会を無事に終えることができました。関係していただきました全ての皆さんに感謝の気持ちを申し上げ、決算特別委員会の審査報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加納洋一君) ただいまの報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、総務常任委員長 佐藤信行君。   〔総務常任委員長 佐藤信行君登壇〕(拍手) ◆総務常任委員長(佐藤信行君) それでは、総務常任委員会の審査報告をいたします。 去る9月3日の本会議におきまして、本委員会に付託されました4議案を審査するため、9月11日に本委員会を開催いたしました。 審査結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、4議案とも全員一致で原案どおり可決するものと決しました。 それでは、審査の過程において、質疑のありました主な内容について、簡単に御報告いたします。 最初に、議第86号 多治見市教育の政治的中立性の確保に関する条例を制定するについて、主な質疑内容を御報告いたします。 まず、第1条の条文中、不当な政治的影響について、不当も正当も線引きが難しい。何をもって不当、正当とするのか。不当な政治的影響または支配の排除の不当は何か、逐条解説には書いてある。例規集に載るのは本体の条例だけであるので、ここに書いてあることを載せないと、条例としての完成度としていかがなものか。条例内に明記すべきであったのではないかの質疑に対し、条例の中で基準を明確に設けていくのは難しい。その時々に教育委員会、またはいろんな関係者の皆様が最終的に判断する。この条例では理念を申し述べているので、明確なことの基準が引けないということもあるので、それを補完するものとして逐条解説をつくって運用をしていくと示させていただいている。逐条で解説もしているが、もともと地方教育行政法や教育基本法の中でも明記されている部分であるので、逐条解説では明示させていただくが、条例の中でそれをうたう必要はないと考えたとの答弁がありました。 また、単発でメッセージは与えるかもしれないが、逆に今後この条例を盾に火種を生むことは容易に考えられる。政治的中立性を確保する条例と銘打っているが、この条例そのものが極めて政治的な意図を含んだ条例と考える。何をもって不当、正当とするかを明確にできないものを条文化するということは、かえって火種を生むのではないか。政治的な主張をしたいというときに、中立性を装って自分の意思を通そうとすることはよくあることである。何年か後にこれを使って反対運動をしてくる人がいないか心配する。この条例をつくることによるメリットというのは非常に少ないと考えるが、政策現場として、この政策の趣旨にかなうと思って条例案をつくられたのかとの質疑に対し、この条例の素案の段階から、教育委員会と何度も協議を重ねた。当初、教育委員会の中でも相当な議論をしていただき、企画部の中でそれを持ち寄って、いろんな角度から検討した。政治的中立性や安定性ということに関して、教育委員会のほうでも、これはぜひ必要だと認識をいただいたということで、企画部として提案させていただいた。条例の制定趣旨からいって、この条例を逆手にとって悪用されるといった思想・信条を押しつけられる行為が、現実の教育現場であるとか、保育を含めた子どもの政策全般にそれが染み入っていくということは、想像できないし、反対運動について懸念は持っていない。多治見市としては、この条例によって、しっかりと意識が醸成されていくということは、大きなメリットであると考えているとの答弁でした。 教育委員会側から条例案が出てくると思ったが、今回は行政側から出てきた。なぜ市長部局から、市長の権限を抑えるような条例が出てきたのか。市長部局からやってしまうと余りかかわれなくなり、ある意味、教育委員会というものが少し閉鎖的なものになっていかないか懸念するとの質疑に対し、多治見市においては、教育委員会と市長部局というのは非常に健全な関係を保っているが、法の中では一見すると、市長の権限が強化されたような形になる。市長の権限が強化されることに比較して、教育委員会は独立した政治的中立性、安定性をもって教育を行っていきたい。市長においても、不当な介入をしない、あるいは第三者の不当な介入をさせないということを市長の立場として明確にさせていただく。多治見市は、より強固な連携をし、多治見市の教育をよりよいものにしていく。そこには、政治的中立性、安定性というのは必ず念頭に置いて、みんなが動いているんだ、そういうメッセージを出すという意味で、市長部局のほうで提出させていただいているとの答弁でした。 地方教育行政法の一部改正と条例制定の背景と効力についての質疑では、法改正は、大津市のいじめ問題等で、教育委員会が閉鎖的で、自分の市の子どもたちのことを市長が知らなかったことが問題であり、平成27年度の改正につながった。今まで市長を交えた会議が入っていなかったが、交えた会議が入ったということは大きいと思った。改正された中に、政治的中立性、存続して安定性を確保するために、教育委員会に引き続き執行機関としての職務権限を従来どおりにするということがうたっており、教育基本法とあわせて政治的中立性は担保されると思うが、それでは足らないと判断されたのか。反対の立場であったような気がするが、法改正で、市長は政治的に介入し過ぎであるとの危機感を持たれたのか。また、この条例を持っている自治体と持っていない自治体では、国が関与しようとした場合、持っていないほうに先に行き、持っているほうが歯どめになるような発言が市長からあったが、そのようなことはあると思うのかの質疑に対し、法的拘束力は教育基本法と地方教育行政に関する法律の2本で担保されていると思っている。多治見市の場合は、疑いが発生することのないよう、前の段階からも目を光らせようということがこの条例の趣旨であり、疑いを招きかねない行為については、厳に慎むということを宣言するということである。市長は、この地方教育行政法における市長の権限強化の部分については、どちらかというと、反対の立場ということを言っていた。今後の国等からの関与については、聞いてみないとわからないが、多治見市としては政治的中立性についての発信をしているということは、当然いろんな上部団体や、外部団体の耳に入ると思うので、そこの影響はあると思うとの答弁がありました。 最後に感想といたしまして、観念条例として、宣言しておくことは、決して多治見市にとってマイナスにはならない。教育環境は、ある意味、その時代時代で変わっていくものだと考え、世論的なもので、教育はこうあるべきだ、子どもはこう育てるべきだというような理念が、その時代の共通観念みたいなものででき上がれば、そのように向いていけばいいと思う。この観念条例は、誰が見ても、その時代に合わせられるだろうなと、どちらも向けるだろうなと思うので、余り難しいことを盛り込まずに、自由に解釈ができるようにしておいて、将来の世論にある程度任せてもいい。余りはっきりしないところがよいと感じている。これをもって教育が自立したものであっていただければいい。理念として自治体として出すことは、何らやぶさかなものではないと思っているがありましたので、報告させていただきました。 次に、議第90号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて、主な質疑として、積算の根拠と救急搬送証明書について、保険請求目的でなく、転院搬送で同乗されたために休業された方が、みずからの紛失によるものではないにもかかわらず、手数料がかかることについてはいかがかの質疑に対し、積算の根拠は、危険物完成検査済証の再交付について、1時間当たりの時間単価を 2,360円で算定している。交付に係る時間は30分であるため 1,100円、そのほかについては、15分程度ということで 500円という算定になっている。なお、手数料は非課税となっている。また、救急搬送証明書に関しては、有給休暇というような形で休まれる際、休業を補償したということで、この証明書によって休む理由として成り立っていると考えているとの答弁でした。 次に、議第92号 多治見市火災予防条例の一部を改正するについて、主な質疑として、市内対象物の数、これに相当する件数、そして、命令をしても聞かないところに対して、公表することでどのような効果があるのかの質疑に対し、防火対象物は、平成29年度の年報で 4,234棟であり、年間 1,000棟から 1,500棟の立入検査を実施している。福祉施設は 117棟と把握しており、毎年必ず立入検査に行っている。公表制度に係る対象物は2件ある。経緯を説明すると、平成21年11月の東京都内で雑居ビルの火災があった。このとき、東京消防庁が住民アンケートを実施し、その結果、多くの住民から建物危険情報を早く公表すれば、この建物を利用せずに済んだではないかという結果が寄せられたため、平成23年4月1日から東京消防庁は、独自でこの公表制度を始めた。それ以降、1年後の福山のホテル火災、社会福祉施設の火災があり、全国に波及していったというのが現状である。この公表制度が平成31年4月1日から開始されても、立入検査を一生懸命やっているので、多治見市内に新たな施設が出てくる可能性は極めて少ないが、新たに出てきた施設を知り得た限り、14日以内に改善されなければ、この建物は危険だということを市民に知らせる制度であるとの答弁がありました。 次に、議第94号 平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)について、主な質疑は、まず選挙管理委員会運営費32万円の選挙区の区割りの周知方法についての質疑に対し、旧保健センターが使用できなくなることに伴って選挙区の変更を行うもので、これまで精華公民館で投票されていた方が駅北庁舎になり、旧保健センターに来ていただいていた方が精華公民館に移動になる方が多いので、対象地域の方々1世帯1世帯に場所が変わりますということをはがきで案内させていただくことと、広報、ホームページ等で十分周知させていただくとの答弁がありました。 次に、空調機整備費 8,400万円について、将来にわたっての設置、工事の位置づけとして、災害というくくりの中から同じ財政調整基金から出していくのかの質疑に対し、基本的には災害扱いという形でそこを活用したいと思うが、財政調整基金は一つなので、財源の扱いとしては国庫補助のつき方も見て、こちらの活用とほかの財源を活用する場合もあるとの答弁がありました。 以上が質疑においての主な内容でした。 議第86号 多治見市教育の政治的中立性の確保に関する条例について、自由討議がございました。なお、討論はありませんでした。 以上で、総務常任委員会の審査報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ただいまの報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、経済建設常任委員長 渡部 昇君。   〔経済建設常任委員長 渡部 昇君登壇〕(拍手) ◆経済建設常任委員長(渡部昇君) それでは、経済建設常任委員会の審査報告をいたします。 去る9月3日の本会議におきまして、本委員会に付託されました13議案を審査するために、9月12日、そして21日の本会議において、本委員会に付託されました1議案を審査するために21日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、14議案とも原案どおり可決すべきものと全員一致で決しました。 それでは、審査の過程において質疑のありました主な内容について、簡単に御報告いたします。 最初に、承第3号 専決処分の承認を求めるについては、多治見市に帰属する責任は全くないと理解してよいか。何事が起こっても、多治見市に責任が生じるということはゼロという認識でいいかとの質疑があり、契約書の中に管理責任という条項があり、多治見市は、自然災害、その他事件、事故等で発生した施設被害、人的被害、物的被害について一切の責めを負わないものとし、また、こけいざん森の家は、多治見市に対して損害賠償は一切できないものとしているとの答弁がありました。 次に、議第87号 多治見市公共下水道処理区域外流入分担金条例を制定するについては、多治見市と可児市のどちらにつなぐかというのは、自己申告で決めることなのか、それとも両市に相談して決めることなのかとの質疑があり、両市の境に住んでいる方がどちらかにつなぐかということについては、基本的には多治見市民の方は多治見市、可児市民の方は可児市ということになっている。ただし、可児市民の方でその場所に下水道の本管が走っていない場合で、多治見市につなげば近いという方、多治見市のほうにどうしてもつなげたいという方がいらっしゃれば、その可児市民の方が、可児市の下水道担当部署を通じて多治見市に依頼し、多治見市のほうにつなぐということになるとの答弁でございました。 市によって負担金などの金額も違うと思うが、御自身でどちらがいいのか決めていただくということか。多治見市と可児市の金額の違いも含めて、どのようかとの質疑があり、受益者負担金であるが、多治見市の場合だと平米当たり 270円で、可児市の場合だと現状は平米当たり 500円になっている。ただし、多治見市には分担金という制度があり、1区画当たり21万円だが、可児市には分担金という制度はない。したがって、最終的にトータルすると、どちらが安いかは個々で計算していただくことになる。ただし、基本的に宅地の可児市側と多治見市側の両方に本管が入っていて、どちらも選べる場合はどちらを選ぶかといことではなく、多治見市内の方は多治見市に流していただく、可児市の本管が近くにあったとしても多治見市に流してくださいということで、多治見市に流せないから可児市に流すということで今回依頼するのであって、その方は、最終的には可児市の受益者負担金使用料と浄化槽との比較でどうするかということになってくるとの答弁でした。 次に、議第88号 多治見市下水道事業等地方公営企業法の適用に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定するについては、多治見市は合流式で整備した地域があり、そこには雨水、排水の問題があるため、企業会計として処理しきれないところが一部含まれていることになり、今までなら市の水道部と建設部で調整がついていたところだが、これからどんな形で維持管理をしていくのか、多治見市全体に投資をしていく立場の市長部局が持つ一般会計が負担する部分と多少考え方が違うように思うが、そういう点の問題が何も起きないと考えればよいかとの質疑があり、下水道の整備については、おおむね平成33年までに完了して、それ以降は維持管理に入っていく。合流区域については、当然雨水が入ってくる関係で、下水道の収入ではやり切れないため、一般会計からの繰出金を利用して、維持管理を行っていくことになるとの答弁がありました。 水は、法的なライフラインとして最も安心安全であることが求められているその中で、どのように企業経営をしていくかということが大事だが、その辺の意識はこれから変わっていくのかとの質疑があり、これからも人口も減っていくし、施設の老朽化による更新もどんどん始まっていく。このようなときであるがため、自分たちの資産をしっかりと見つめることが必要になる。そのためにも公営企業化を行い、全ての資産の見える化と把握を行った上で、今後の計画を立て、収益の減についての今後の対応策を考えて、健全経営に努めるとの答弁でした。 次に、議第89号 多治見市農業水利施設整備基金条例の一部を改正するについては、姫地域は多治見市で最も大きな農業地域であるため、この基金の性質上、これを取り崩して使うときは、例えば、姫地域に相談を行うなど、ある程度、了解を得る必要があるのか。その辺はどのように考えているのかとの質疑があり、この基金を寄附していただいた南姫土地改良区は当然解散しているが、現在の南姫の区長などには、この基金を取り崩して有効活用していきたいということは相談し、御承認をいただいている。今後、具体的に事業を行なう際に、この基金を使って事業を進めたいというところまでは、今のところ説明する予定はないとの答弁でした。 姫地域に限ったことではないが、農業水利施設が非常に老朽化してきていることは事実である。姫地域からそういう農業水利施設の更新などの要望が少なからず上がっている。そういう要望は、当然行政でも承知していると思うが、そういうところに活用するということの質疑があり、そういうところに活用していきたいと考えているとの答弁でした。 次に、議第91号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の税率の特例に関する条例の一部を改正するについて、これまでは企業が進出すると固定資産税の課税は、企業立地促進条例でその相当額のうち、3年間は全額、4年目、5年目は2分の1、奨励金という形で交付していたのを、今後は課税免除するということかとの質疑があり、通常は、3年間については固定資産税そのものの額を奨励金として交付し、4年目、5年目は固定資産税の2分の1を交付している。 この改正は、東京23区から多治見市の指定エリアへ本社機能を移転された企業に限っているが、課税を免除する制度にするということである。免除期間の3年間は課税がないため、奨励金もゼロとなるとの答弁でした。 次に、議第93号 多治見市水道の布設工事監督者の配置及び資格並びに水道技術管理者の資格に関する条例の一部を改正するについて、今度できる専門職大学というのは、高等学校から大学に一本で流れていく仕組みを大幅に直すことができるマイスター制度のような複合的な仕組みで、大きな改革になると思う。これは、来年4月から始まるということだが、前期課程とはどういうものか。例えば、4年制なので2年終了したら前期課程を修了したということになるのかとの質疑があり、専門職大学は4年制の課程であり、前期課程とは前半の2年間を指し、まずはこの2年間で基礎的なことをきちんと習得して、後期課程の2年間でより専門的な知識を身につけるという形になっているとの答弁でした。 次に、議第94号 平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)について、多治見市の観光大使はたくさんいらっしゃるが、目に見えているのは鈴木ちなみさんの活躍ぐらいである。それぞれの方がそれぞれのエリアで多治見市のPRをしていただければ、それはそれですばらしいことだと思うが、観光大使の方にどんな形で活躍していただきたいのか、またどのように選定し、どのように活動していただいているのかとの質疑があり、今回、新たに委嘱させていただく両氏のうち、世良公則氏については、今後、美濃焼と食をメインに多治見市という市を広めたいと御本人からの表明により、委嘱させていただくものである。 また、プロレスラーの問題龍氏については同様で、市長を筆頭に元気なまちをもっと広めようと地域に発信している姿に感銘を受けた御本人からの申し出によるものである。 これまでも、過去に5名の方の委嘱をしているが、各方面に多治見市のPRをしていただいているし、今後も多治見市のパンフレット等を送付して、多治見市のよさを全国に広めさせていただきたいと考えているとの答弁でした。 多治見市のホームページからリンクさせる形になると思うが、そこから宅地建物取引業協会のホームページにもリンクさせるなど、いろいろなところへリンクさせて、そこへ行けばワンストップで情報を得られるようにするというイメージでいいのかとの質疑があり、多治見市のホームページの中で、この特設のシステムで検索していただき、そこから必要な不動産業者やあわせて移住定住推進室、あるいは陶磁器意匠研究所が整備する陶芸工房バンクなどのホームページともリンクさせながら、有機的に情報提供できるようにしていきたいとの答弁でした。 空き家対策事業費については、4月からホームページで空き家の情報が閲覧できるようになるという説明を聞き、少し進んだと理解するが、ホームページはどのような情報がでるのかとの質疑があり、現在、想定しているのは、土地であれば面積や地目、位置である。建物については、面積や構造、立地の情報である。一般的な不動産業者のホームページで得られるような情報を想定しているとの答弁でした。 次に、議第95号 平成30年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、いわゆる汚泥というか、脱水ケーキの量がふえたということかとの質疑があり、今回の増額の理由であるが、1つは、汚泥の増加である。あとは溶融処理等に必要な燃料の高騰や維持管理費の高騰、これらを合わせて負担しているため、これらも増額の理由の一つであるとの答弁でした。 次に、議第97号 平成30年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について質問はありませんでした。 次に、議第 100号 指定管理者の指定について、このリバーサイドヒーローズは、多治見市の中で本当に大きな役割を担っている団体の一つであると思っている。指定管理の総合評価でも、ずっと極めて良好という評価であったが、平成29年度は良好という評価で、入管利用人数も大変減ってきている。今回の提案内容には、そういうことを意識したものがあったのかとの質疑があり、入館者は、自主事業ではなく、土岐川観察館に実際に入館した人数であるが、これが減少傾向であることについては、リバーサイドヒーローズも課題として重く受けとめており、アピールの仕方等を今後検討していくという提案をいただいているとの答弁でした。 前回の指定管理者の設定の際、リバーサイドヒーローズは非公募になっている。土岐川の生態系や河川環境に関する豊富な知識と技術を有しており、自然団体、漁協や地元自治体、教育委員会などと強いつながりを持ちつつ、豊かな経験を生かして、多くの市民に安全な河川体験の場を提供しているという理由で、公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例施行規則第2条第3項第3号に該当するということであった。今回は非公募ではなく公募しているが、なぜ今回は公募したのかとの質疑があり、今回公募したのは、原則公募という指定管理者制度の趣旨に則ったものである。また、平成28年度に前館長が急逝されたという組織体制の大きな変化を乗り越え、これまでどおり良好に事業を行っていただけるか、競争原理の中で客観的に検証する機会とも捉え、公募することとしたとの答弁でした。 次に、議第 102号 指定管理者の指定について、こちらも公募を行ったとのことだが、多治見まちづくり株式会社との関係もある。指定管理者の公募要項の中の事業計画のエのところに、多治見市内で既に指定管理者制度を導入している同種または類似の施設との連携の方針及び具体的方法について示すことという文言があるが、これが書かれていると、団体は自ずと明らかになるのではないか。公募したとしても、多分他の団体では同種または類似の施設との連携の方針及び具体的方法について示すことができるのかどうか疑問であるとの質疑があり、例えば、多治見市文化振興事業団も手を挙げることが可能だと考えているとの答弁でした。 次に、議第 103号 指定管理者の指定について、駅南再開発の入居者でかなり苦戦しているようなことを聞いたが、もし再開発の事業が遅れて駐車場の取り崩しが遅れた場合、指定管理者との契約期間が来年7月31日までとなっているが、どうするのかとの質疑があり、仮に駅南再開発の事業のスケジュールが後ろに延びた場合は、その延びた期間も考慮し、次期指定管理者をさらに指定するのか検討を行う。取り壊しが1カ月も延びれば、その期間の利用料収入があるため、次期指定管理者を再度指定することになると考えているとの答弁でした。 次に、議第 104号 公の施設の他の団体の利用について、多治見市民で、可児市の施設を使う可能性のあるのは何世帯ぐらい想定されるのかとの質疑があり、下切駅付近は可児市の下水道が通っているため、この付近でおおむね7件ぐらいは使えるところがあると考えているとの答弁でした。 次に、議第 110号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて、広い道に面していない農道等でもよいが、公共の用に供しているものという制限があると聞いたが、公共の用に供しているということは、将来的にも公共の用地として使われて、突然売却されたり、別目的に使われたりして、家をつくりかえられなくなるというような不利益は生じないということでよいかとの質疑に対して、対象としては、公共が管理する、いわゆる農道や林道、多治見市が管理する通路等が考えられる。公共が管理する一般の通行の用に供する道が、他に売却されて道でなくなるということはない。その点は担保されていると考えているとの答弁でした。 民有地の中で、過去のさまざまな経緯により、下水道や上水道が通っているところがあると思うが、そういうところも多治見市が管理する道という認識でよいかとの質疑があり、そういった通路は、下水道なら下水道担当課が承諾を得て布設しているものであるため、それは公共が管理する通路ではないと考えるの答弁でした。 底地は民間のものでも、位置指定を受けているところであれば、道路と認めるということかとの質疑があり、通常の位置指定道路は特定行政庁の指定を受ければ、現在も建築基準法で定める道路として認めているとの答弁でした。 先ほども議会への上程の時期について質問があったが、逆に12月議会でもよかった気がしないでもない。どうしても今議会に上程しようとしたということは、かなり申請件数があり、手数料徴収の見込みがあると推測するが、その点についてはどうかとの質疑があり、これまで特定行政庁の許可として行ってきた同内容の道があるが、これについては、多治見市の場合、年間二、三件である。今回の改正について、12月議会に提案することとした場合、それまでの間に申請がある可能性があるため、多治見市としてはできるだけ手数料を徴収したいと考え、この9月議会に追加提案させていただいたとの答弁でした。 以上で、経済建設常任委員会の審査報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、厚生環境教育常任委員長 山口真由美君。   〔厚生環境教育常任委員長 山口真由美君登壇〕(拍手) ◆厚生環境教育常任委員長山口真由美君) それでは、厚生環境教育常任委員会の審査報告をいたします。 去る9月3日の本会議におきまして、本委員会に付託されました7議案のうち、請願を除く6議案を審査するため9月13日に本委員会を開催し、翌9月14日に残りの1議案である請願を審査いたしました。 付託されました審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、請願を除く6議案は全員一致で原案どおり可決するものと決しました。 請第1号 学校施設への空調機設置を2019年6月末までに実現するよう求める請願は、お手元の閉会中の継続審査の申し出のとおり、議長に対して閉会中の継続審査の申し出を行うものと決しました。 主な質疑について報告いたします。 議第 108号 第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについて、この議案は、総合計画の中に「災害級の高気温に対応するため空調機整備方針に基づき、速やかに保育園、幼稚園、小学校及び中学校に空調機を整備します」という文言を加えるという内容です。議案の順番としましては最後でありましたが、一般会計補正予算でこれに伴うエアコン設計費用が計上されていることから、先にこの議案を審議すべきとの判断をし、順序をかえ最初に審議をいたしました。 エアコンの設置に関しての質疑が時間をかけて行われました。要点をまとめて報告いたします。 整備方針を決定した日はとの質疑に対し、8月23日である。これまでの期間を前倒しした案を8月13日に内部で決定した。そして8月24日の全員協議会の場で説明をしたとの答弁がありました。 方針決定までの経緯はとの質疑に対し、7月に猛暑に見舞われてから検討に入ったということではなく、3月に大きな方針を示して以降、繰り返し検討、議論を重ねてきた。当初は現在お示ししている計画よりも、幾分期間が長いものを考えていたが、それをこの夏の猛暑でさらに短縮をし、3年というスケジュールを示し、その3年というスケジュールもさらに前倒しをして設置ができないかということで、現在取り組みを進めている。 急に整備方針が示されたと感じるがもう少していねいな説明はできなかったのかとの質疑に対し、当初の経緯でいけば、ことしの春から夏にかけて議論を進め、秋をめどに整備方針を提示する計画だった。計画がおおむね完成した時点で議会にお示しをし、御意見をいただいて議論するということになっていくが、ことしは災害級の暑さに見舞われて、緊急の対応が必要だということになった。この7月末から急遽、期間を短縮する検討をして、9月議会に提案をするというスケジュールで進めてきたので、整備方針案はあらかじめ執行部からお示しをして、議会でしっかりと議論をしていただくという機会はこの間は持てないが、総合計画基本計画を変更し、取り組んでいくことで、議案として提出をして、関係予算も9月議会に提出することで、議会でも私どもとしっかり議論を交わして、協議をさせていただければと考えているとの答弁がありました。 今の方針より早いスケジュールではできないのかとの質疑に対し、そういう趣旨の御意見は、多方面からいただいている。一方で、今後実際に事業に入っていくと、まず設計をする必要がある。多治見市には小学校、中学校あわせて21校あるので、この21校分の設計を終えて、その後に施工ということになるが、他市の事例を見ても、設計にも施工にも一定の期間はどうしてもかかる。3年間というのは当初のスケジュールであり、これをいかに短縮していくかというのが、私たちに課せられたテーマだと思っているので、御期待に答えられるよう、短い期間で仕上げていくために、あらゆる方策を考えていきたいとの答弁がありました。 授業に配慮した工事の方法はとの質疑に対し、通常、学校の大規模な工事は、夏休みとかそういった長期の休み期間にやるのが通例であるが、今回の件についてはそうも言っていられないので、例えば、屋外で行うような室外機の工事などは、授業と並行してやらざるを得ないと思っている。一番問題になる教室の室外機の設置は、授業と一緒にはできないので、やり方としては今後検討するが、土曜日、日曜日、夕方という時間を活用するとか、あるいは特定の教室を一たん移動していただいて工事するというような方法もアイディアとしてはあるのではないかと思うとの答弁がありました。 エアコンの設置数は合計でいくつかとの質疑に対し、小学校、中学校、あわせて 382室であり、普通学級と少人数学級である。保育園については新規で17室、幼稚園では新規で29室であるとの答弁がありました。 夏休みの延長は考えられるかとの質疑に対して、園長は考えていないとの答弁がありました。 なお、この議案については、災害級の高気温に対応するためという文言をとる旨の修正動議が提出されましたが、賛成少数で否決されました。 議第92号 平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)について、教育費、小学校施設改良事業費のコンクリートブロック塀撤去について、精華小学校の陶板が、このコンクリートブロックに当てはまるということで撤去したが、新聞報道では不満が出たということになっている。どうなっているのかとの質疑に対し、陶板について、ブロック塀に準ずるということで、今回ブロック塀の総合的な点検をした際に、危険であり撤去する方針とした。陶板をつくった卒業生には思い入れがある方もいるため、壊す前に市の広報誌で、地震を受け危険であるためモニュメントを撤去する旨の記事を出している。その後、教育委員会に、自分の分はもらえるのかという問い合わせがあったが、工事としては、あくまでも撤去であって、1人分だけをカッター等で切り出して渡すことはできないと伝えた。新聞記事については、11日に出た新聞で、市の広報誌でほしい方は持ち帰ってくださいというようなことを広報したかのような記事が出ているが、これは事実ではない。また、持ち帰る方は申し出てくださいと言った上で、それをお断りしたということもない。モニュメントは撤去するので、その前に御覧になりたい方があれば見にきてくださいということで、広報誌に記事を出した。なお、このモニュメントについては、写真撮影をして学校に残すとの答弁がありました。 民生費、放課後児童健全育成事業施設整備費について、これは精華小学校たじっこクラブ、利用者増加にかかわるプレハブ設置工事等に伴う工事請負費等の追加です。 精華小学校の児童が今後ふえるとのことであるが、どのような予測をされているのかとの質疑に対し、あくまでも予想であるが、今年度は児童数 796人で、通常学級26学級であるが、5年後の平成35年度には 900人弱の児童数で通常学級数が29学級という見込みでいる。 プレハブの補正予算の理由と将来にわたって児童がふえたときに対応できるのかとの質疑に対し、精華小学校の児童数がふえるため、今現在使っている1階のたじっこクラブの教室を学校にお返しすることになった。そのため、プレハブ教室をつくるというものである。プレハブ教室をつくる以外に、学校にお願いをして3階の第一音楽室も時間外に占有室として使えるようにカーペットを敷く工事をする。また、たじっこクラブで使っていた教室を普通教室に戻す工事もするものである。 今後の見通しは、子どもの数の増加にあわせ学童保育の利用も増加すると見込んでおり、ふえることを見越して、今の教室よりも一回り大きいプレハブを建てることで対応することとしているとの答弁がありました。 民生費、総合福祉センター施設整備費、総合福祉センター排水管つけかえに伴う工事請負費の追加です。これは相当傷んでいるのか、状況を教えてください。また、設置後、何年たっているのかとの質疑に対し、昭和63年にできて、およそ30年経過している。今回、修繕する箇所は4階から1階までパイプシャフトが通っており、そこに各フロアの排水管が集約されている。福祉センターの3階はかつて老人センターの風呂があって、その風呂があったところを改修して事務室とした。その事務室の床下に風呂であったときの給排水管がそのまま残っているが、パイプシャフトへの排水が詰まっているため、排水が旧排水管に逆流し、事務所の床やその下のフロアの天井に向かって漏れ、パソコンが1台壊れたというようなことが起きている。 そのパイプシャフトを本来であれば、完全に直す必要があるが、設計が古く、現在使っている流し等の機能を生かすために、排水管を壁の外へ出して、壁の目立たないところへ垂直に地上までの排水経路を整備するものであるとの答弁がありました。 教育費、小学校空調機整備事業費、中学校空調整備事業費について、エアコン設置に関して、物理的にどれぐらい早くできるのか、逆に言えば、これ以上はできないというところを教えてほしいとの質疑に対し、今後事業を進めるに当たっては、当然ながら適切な入札手続等も経て業者を選定して進めていく。心配なのは、機器の調達とか実際に設計が確定した後にそれぞれの学校にあわせてオーダーメイドでつくるような機器というものが出てくる見込みである。そういったものの納品には、通常数カ月を要すると先進事例からも聞いている。 また施工業者については、これも各自治体で奪い合いになるであろうし、協力会社も各地で奪い合うような状況が想定される。 こういった状況を踏まえると、適切な工期を設定して、事業を発注するということが不可欠である。ここを軽視して、とにかく早くつけたいということで、非常に短い工期で発注をすると、場合によっては落札者がないというようなことも起きてくる。落札者がなければ、当然その先、工事が進まないので、そういったことがないように適切な工期も考え、あるいは機器の調達の期間も考え、契約方法も考えというようなことを総合的に考えると、来年の夏までに小学校、中学校、全てを施工完了するというのは極めて難しいと考えている。ただし、先行して整備を実施するとしている小学校については、少なくとも来年の夏に向けて事業を進めていくが、その上乗せで中学校分も来年の夏までに完了を目指すというのは、物理的に考えても極めて難しいと考えているとの答弁がありました。 議第96号 平成30年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については質疑はありませんでした。 議第98号 平成30年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、余剰金が出てくるのであれば、もう少し介護保険料の上げ幅を抑えることが可能なのかとの質疑に対し、他市の介護保険の状況と基金、剰余金の状況を聞くと、介護保険の年間の特別会計の総額の大体1割ぐらいを基金として持っているようなところもあるので、多治見としてまだ、そこまでには至っていない。ただ、今後3年間、適正な運営をして、決算の余剰金により基金が大きくなれば、次期の計画のときに保険料に充当し、保険料額を調整していくことになっているとの答弁がありました。 議第99号 平成30年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、質疑はありませんでした。 議第 101号 指定管理者の指定について、プロポーザルの内容を教えてほしいとの質疑に対し、申請書類とプロポーザルということであるが、申請書類は委員の方がしっかりと見るので、不備があったり見づらい、抜けがあると、そこでかなり減点になるということである。太陽築炉工業株式会社については、それがなかったということが大きな評価であるとの答弁がありました。 請第1号 学校施設への空調機設置を2019年6月末までに実現するよう求める請願について、今回の請願審査のポイントは、タイトルにもなっている2019年6月末までにエアコンを小中学校全てに設置するということが物理的に可能なのかというところにありました。また、補正予算でエアコン設置に関する議案が上がっています。それを踏まえて多くの質疑がありましたが、継続して審議することとなった質疑内容と経緯を報告します。 趣旨から伺うが、書かれている学校施設とは幼稚園、保育園ではなくて、小学校、中学校についてと理解してよいかとの質疑に対し、全ての幼稚園、保育園、小学校、中学校であるとの答弁がありました。 紹介議員に聞くが、6月末までに一部しかできなかった場合でも理解していただけるかとの問いに対し、思いと現実とはずれが生じるということは当然だと思う。だから、この請願の意を酌んでいただいて、あらゆる努力をしていただいて、ここまでできたということであれば私は納得していただけるものと思うとの答弁がありました。 意見陳述人も同じ意見なのか、どうしても 100%ではなく6月末までに少しでもできればいいという考えかとの質疑に対し、最大限の努力はしてほしいという思いで 100%やってくださいということは現実として言い切れない。だから、やはりその辺、最大の努力はしていただきたいという思いであるとの答弁がありました。 この質疑の後、請願者の趣旨は十分理解ができるが、請願という性質上、そこに書かれている2019年6月末までにという言葉に対しての疑問が示され、請願の言葉は重く、また趣旨採択という方法はないという意見が多くありました。 その後、閉会中も継続審査をする必要があるとの動議が提出されました。また、継続審査に対して反対討論がありましたが、賛成多数で継続審査の申し出の動議は可決されました。 なお、自由討議はありませんでした。 また、昨日、厚生環境教育常任委員会協議会を開催し、今後の継続審査についての話をし、11月7日、市民と議会との対話集会終了後、本庁舎において継続審査を行うことを決めました。 以上で、厚生環境教育常任委員会の審査報告をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、13番 三輪寿子君。   〔13番 三輪寿子君登壇〕
    ◆13番(三輪寿子君) 日本共産党を代表して、認第1号、認第7号、議第90号、請第1号について反対討論を行います。 初めに、認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定については、決算規模は昨年比 15.33%増加、そのうち、市税は収入済額が予算額に対して5.46%上回った。この背景には企業誘致の波及効果があったとされています。個人市民税、前年比1.27%増に対して法人市民税が6.25%増にあらわれています。財政力指数は、昨年比 0.013%改善し、健全判断比率も実質収支の黒字、実質公債比率も 0.3%改善し、将来の負担比率も充当可能財源を上回るとの報告でした。自治体財政を健全に運営されていることは評価をいたします。しかし、歳入を図り支出を制限すると住民向けの公共サービスの縮小につながります。基金のあり方についても、市民の生命と財産を守る立場で必要な公共サービスに充当することが必要です。 特に市税収納のあり方については、基本計画で、収納方法の多様化と徴収事務強化検討マニュアルに早期着手、不動産預貯金の差し押さえを積極的に実施とあります。徴収行政で認められている強権的部分、大きな裁量権はごく一部の悪質納税者に対応するためにあり、本当に払いたくても払えない滞納者に向けたものではないということです。したがって、滞納者へのていねいな納税整理対応が求められると思います。 次に、マイナンバーカード交付事務については、平成29年度は 1,535枚、通算1万68件で9.05%、当面、目指している総務省が1割にも達していません。市の独自利用についても費用対効果は少ない。各市の状況を見ながら慎重に対応するとのことですが、以前の住基カードも十分活用できずに終わっています。国の施策であっても国民総背番号制のデメリットのほうが大きいと考えます。再検討をすべきではないでしょうか。 また、駅南再開発事業にはにぎわいのあるまちづくりを目指して進められておりますが、特定業務代行者、保留床の権利変換計画が未定という中、市独自の予算規模もふえる懸念があります。身の丈にあった予算にすべきではないでしょうか。 以上の理由から反対といたします。 次に、認第7号 多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、1つ目に、歳入歳出残高が4億 9,700万円、約5億円の黒字です。2つ目に、国民健康保険料の予算減額と収入済額との差が4億 7,500万円と実態との差が大き過ぎます。結果的に保険給付費の減少はあるが、不用額も8億 7,400万円となっています。 一方、滞納繰越分は収納努力によって減ってきてはいますが、2億 4,300万円が滞納繰越分となっています。まだまだ減免制度があってもなお払い切れない状況です。一方で、基金残高は9億 3,000万円、基金について今こそ保険料の抑制、引き下げに活用し、国へ国庫負担率の増加、あるいは一般財源の法定外の繰り入れ、これをふやして住民負担を減らすことが求められています。 市民が安心して保険料を払い、医者にかかれるようにしていただきたいと提案し、反対といたします。 次に、議第90号 多治見市手数料条例の一部を改正するについては、再交付事務手続について、中間点での見直しということですが、特に救急搬送証明書については、今まで無料であったものを 500円とし、受益者負担とするのはどうなのか、全国的にも無料が多く、近隣市でも無料です。手数料をとっている自治体でも 100円、 200円、高くても 300円と低額です。公共サービスの低下につながるので、反対といたします。 最後に、請第1号 学校施設への空調機設置を2019年6月末までに実現するよう求める請願書の継続審査に対する反対討論を行います。 この請願に対する9月14日の厚生環境教育常任委員会では、審議の結果、継続審査となりましたが、審議の過程で、2019年の6月末までに実現と限定しているが、空調機の機材、工事業者の手配をどう考えているのか、拙速ではないのか、紹介議員は請願者に十分説明をされたのか、その上での請願なのか、市民の請願権に対する批判とも思える姿勢を強く感じました。一刻も早く設置してほしいとする趣旨については議会も理解するが、現実的対応が困難との理由から継続審査となりました。傍聴されていた多くの方々が2019年6月末、実現までの根拠について、質問が集中したが、専門家ではないので、なぜそこまで求められるのか、どうなのか、また災害級の猛暑という異常気象が広がる中、来年もさらなる高気温が予測される。子どもたちの命を守るため、クーラー設置は待ったなしではないのか。国の補助金を待っていては遅くなる。予算と命を同レベルで論じてはいけない、こう強く訴えられました。 市長もお金の問題ではない、あらゆる方策を打っていく、3年の完了予定をできる限り前倒しして、スピード感を持って進めていく覚悟を表明されました。教育長は専決処分をとってでも最大限努力していくと表明をされています。行政担当者も最大限努力する設置工事については、長期の休み、土日夕方を活用してでも授業と並行してやると、校長会でもお願いをしていると決意をされております。 最大限、来年の6月末までに力を尽くしていただきたいという市民の願いは拙速という言葉は当たりません。10年余にわたって子どもの命を守る粘り強い運動をされてきた市民の切実な声です。 以上提案し、請願の継続審査に対して反対討論といたします。御賛同のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(加納洋一君) 次に、7番 寺島芳枝君。   〔7番 寺島芳枝君登壇〕(拍手) ◆7番(寺島芳枝君) 議第 108号 第7次多治見市総合計画を変更するについて、公明党を代表して賛成討論を行います。 第7次多治見市総合計画は、平成26年10月より約1年間の検討を進め、市民団体等の代表による総合計画審議会、無作為抽出により参加する市民とさまざまな分野における関係者からなる多治見市民提言会議、市内在学高校生を対象に未来提言会議、そして議員全員を委員とする第7次総合計画策定特別委員会を設置し、積極的に総合計画策定に関与し、策定された市の最上位の計画であります。計画の進行管理を事業評価委員会でPDCAサイクルに沿って行い、市議会として検証を行ってきたところです。 今議会では、政策の柱、安心して子育て・子育ちするまちづくりの施策に、災害級の高気温に対応するため、空調機整備方針に基づき、速やかに保育園、幼稚園、小学校並びに中学校に空調機を整備しますを追加し、当初の整備計画を見直し、総合計画事業を変更し、総力を挙げて一日でも早い設置実現を図っていこうとするものでございます。 同僚議員の一般質問の資料で示されたように、暑さのピークが例年より早く、夏休み前から始まったこと、災害級と定義されるほど猛烈な暑さが続いたこと、国庫補助金も最大限に活用し、財政調整基金の取り崩しも視野に、総力を挙げて取り組むことが確認をされました。設置がされた後には、維持費が普通教室、特別教室も合わせ、熱源にもよりますが、年間1億円と想定をされております。 メディアによる宣伝効果は絶大です。全国の方から多治見市の暑さを危惧され、心配もお叱りもしていただきました。多治見市の子どもたちの環境整備のため、目的をはっきりしたふるさと納税にも力を注いでいただきたいと思います。 また、エアコン設置までの間の暑さ対策として、平成24年9月議会にも提案させていただいた水道の蛇口に直結をし、水道料金のみで運転可能なミストシャワーを利用し、気化熱で温度を下げるなどの対策を要望して、賛成討論とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) 次に、21番 井上あけみ君。   〔21番 井上あけみ君登壇〕 ◆21番(井上あけみ君) 市民ネットワークとしまして、認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定についてと、議第76号 多治見市教育の政治的中立性の確保に関する条例を制定するについては、賛成の討論を、請第1号 学校施設への空調機設置を2019年6月末までに実現するよう求める請願については、請願の継続審査の決定については反対の討論をいたします。 平成29年度の一般会計の決算は、本会議場での議論にもありましたように、実質公債費比率が前年マイナス 1.6からさらに改善され、マイナス 1.9となりました。地方自治体の収入に対する実質的な借金の比率で、実質公債費比率が18%以上となる地方自治体は地方債を発行するときに国の許可が必要になる。さらに、実質公債費比率が25%以上になると、単独事業のために債権を発行することができなくなるというものですが、岐阜県下では多治見市が一番低いものとなっております。これは基金の、私から言うと、ため込み過ぎではと考えるものですが、市長の答弁では、市民の幸福度アップのために、これを調整し、市民に還元していくのが今年度の予算編成だという答弁でありました。 今後、エアコンの維持費等がどうなるかもありますが、そのような視点も踏まえつつ、決算を振り返るとき、歳入については、人口減により納税義務者数が減少する中でも、個人市民税は増、企業誘致の効果もあって、法人税が増となっていることには、職員の努力を評価をし、今後に向けても期待をするものであります。 また、決算委員会の前には、総合計画の進捗状況の事前審査もあり、一部のおくれも指摘がありましたが、おおむね良ということでした。しかしながら、農林水産業費については、多治見市の都市型農業をどう展開するのかについて、高齢化の中で水田などが荒れ切ってしまう前に、思い切った新組織をつくるなど、てこ入れが必要であると考えております。 また、特別会計ですが、介護保険の決算が4億 5,000万円の増とのことで、介護保険を利用する年齢を、もっと繰り上げられるような健康づくりの施策が求められています。その点、社会福祉協議会の地域福祉担当の職員を1名増とする人件費の増は評価をいたします。より社会福祉協議会の活動を支援し、連携する仕組みをつくり、さらに保健センター、国民健康保険を担当する保険年金課、高齢福祉課、福祉課の連携を確かなものにする会議の定例化を求めるものです。最後に職員のモチベーションを高めるための担当課題についての研修の積極的参加を求めて、私の平成29年度決算への賛成の討論といたします。 次に、議第86号 多治見市教育の政治的中立性の確保に関する条例を制定するについてです。地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律は、教育委員会に対して、その委員長も一本化した教育長、そして、その任命権を持つ首長の権限がさらに強化されたものです。教育に関する大綱も、総合教育会議を経て首長が策定し、自治体と教育政策に関する方向性が明確化されるものとなります。これらの点については、よい影響も出る場合もあるでしょうが、首長によっては、その権力のもと、不当な介入を行うことも想定することができます。本条例は、そのことを戒める宣言条例として受けとめております。不当であるか、ないかは、市民、そして議会が判断するということですが、議会の責任も大きいことを自覚しなければなりません。また、権力に対し、教育委員会自体がそんたくをし、中立を損なうことも十分あり得ることを指摘しつつ、この条例の行方を見守りたいと考えます。 以上、本条例の制定に対する賛成の討論でございます。 次に、請第1号です。この請願の審議の中では、気持ちは理解できるが、全ての小中学校へのエアコン整備については、補正予算の内容を見ても、委員会の質疑の中でも、来年6月中は無理だから、無理なものは責任が持てないとの意見が多くありました。この理由で継続審査になったものと私は理解をしております。 しかしながら、請願のタイトルには、全ての学校施設、「全ての」とは書いてありませんし、請願人への質問の中で、「できる限り、最大限の努力を求めるものであり、全てという意図ではない」という回答が何度もありました。この団体は、これまでに何度かエアコン設置の要望書等を提出されており、また、PTA組織などの要望もある中、議会としてこれまで答えられなかった経緯を振り返れば、議会としても最大限の努力を執行部に求めていく責任があるのではないでしょうか。 以上、継続審査ではなく、採択に向けてどのように対応するのかが問われていると考え、継続審査と本請願を継続審査とすることに対する私の反対の討論とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ほかに討論はありませんか。 15番 林 美行君。   〔15番 林 美行君登壇〕 ◆15番(林美行君) 15番議員、市政の会の林でございます。 議第 108号 第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについての賛成の討論をさせていただきます。 さきの6月議会の補正予算第1号の賛成討論において、マレーシアのマハティールさんのアドバイザーであった大前研一さんのお言葉、「今はビジョンによって動く時代、理念がもとになる時代、20世紀のボートレースは8人のオールのこぎ手という力で進んでいった時代ではなく、21世紀はかじ取り役であるコックスが重要である」と述べていましたが、ますます厳しい行財政運営が求められる時代に向かって進んでいる多治見市においては、かじ取り役であるコックスの力量、急速に変化する時代に先を見る目、予想を立て準備を整えておくことが、ますます大切になっていると考えています。 前文はこれくらいとしまして、今回の第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについては、災害級の高気温に対応するため、空調機器整備方針に基づき、速やかに保育園、幼稚園、小学校及び中学校に空調機を設置するとあります。 しかしながら、多治見市が高気温を自覚してから、もう10年を超えています。この間、陶都中学校においては、2カ年の間、エアコンが設置されています。ここでの経験を生かせれば、現在もエネルギー源を何にするかが決まっていない空調機器整備方針ということはなかったのではないかと痛感するところであります。 また、当然、ランニングコストをどのように考えるか、以前、水野前企画部長が学校太陽光発電ができる場所としての可能性に言及しておりましたが、その点においても十分に考える時間がとれたものと考えます。財政的には、基金の解体などの方法もあります。 そこで、最大の問題は、3年という期間を必要とすることであります。このような事態になれば、期間の短縮が本来は必要であります。このために最善を尽くす議論が本来は必要であったと考えています。今回の事業の進め方、計画的とは考えられないような進め方は、調理場問題を初め、最近、多く見られるようになっているので、今後、大きな事業の進め方においては、多治見市の政策決定過程のどこに課題があるのかを、十分に考えることが必要だと考えます。 このように考えると、とても賛成ができるような事業ではありませんが、この議会で方針が定まらないと、エアコン設置事業がおくれてしまうことになります。事業をおくらせるわけにはいきません。期間を短縮する取り組み、また、ランニングコストへの配慮、特別教室への配置などが必要課題として認識され、さらなる取り組みが進むものと理解し、この議第 108号 第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについての賛成の討論といたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加納洋一君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) それでは、これより採決を行います。 最初に、承第3号 専決処分の承認を求めるについては、承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第1号 平成29年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定については、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第2号 平成29年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第3号 平成29年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第4号 平成29年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第5号 平成29年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第6号 平成29年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第7号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第8号 平成29年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第9号 平成29年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第10号 平成29年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第11号 平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第12号 平成29年度多治見市水道事業会計決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第85号 平成29年度多治見市水道事業会計利益の処分については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第13号 平成29年度多治見市病院事業会計決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第86号 多治見市教育の政治的中立性の確保に関する条例を制定するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第87号 多治見市公共下水道処理区域外流入分担金条例を制定するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第88号 多治見市下水道事業等地方公営企業法の適用に伴う関係条例の整備等に関する条例を制定するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第89号 多治見市農業水利施設整備基金条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第90号 多治見市手数料条例の一部を改正するについては、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第91号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の税率の特例に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第92号 多治見市火災予防条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第93号 多治見市水道の布設工事監督者の配置及び資格並びに水道技術管理者の資格に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第94号 平成30年度多治見市一般会計補正予算(第2号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第95号 平成30年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第96号 平成30年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第97号 平成30年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第98号 平成30年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第99号 平成30年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第 100号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第 101号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第 102号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第 103号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第 104号 公の施設の他の団体の利用については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第 108号 第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第 110号 多治見市手数料条例の一部を改正するついては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、請第1号 学校施設への空調機設置を2019年6月末までに実現するよう求める請願については、閉会中の継続審査の申し出があり、これに対して反対討論がありましたので、起立により採決を行います。請第1号を委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は継続審査に付すことに決しました。     ------------------------- △第39 閉会中の継続調査の申し出について ○議長(加納洋一君) 次に、日程第39、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 お手元に配付いたしましたとおり、会議規則第 110号の規定により、経済建設常任委員長厚生環境教育常任委員長から閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。     ------------------------- △閉会 ○議長(加納洋一君) 以上をもって、本定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 本日の会議はこれをもって閉じ、平成30年第4回多治見市議会定例会を閉会いたします。   午前11時58分閉会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  平成30年9月26日               多治見市議会議長   加納洋一               多治見市議会議員   仙石三喜男               多治見市議会議員   井上あけみ...